痛みを取ることに徹底的にこだわる
コンディショニング湧「伊丹雄一郎」

今回の職人ギルドのインタビューは三条市でセラピストとして活動されているコンディショニング湧の伊丹雄一郎さん。

治療家さんとしては2人目。

実は第1回目にインタビューさせていただいた伊丹ひろこさんの旦那さんでもあります。

職人ギルドのインタビューを喜んで受けてくれた彼には、「さすが職人!」と言わざるを得ないこだわりと技術がありました。

 

「コンディショニング湧」に込められた想い
それは自己研鑽して、常に情報を提供していきたいから

「人に自分の活動を説明するとき、『骨格も調整するし、筋肉はもちろん、筋膜から内臓まで何でも調整する整体みたいな・・・』って言っていたりします。自分の中では『整体』って名乗りたくないんですよね。」

 

伊丹さんに自分の店舗である「コンディショニング湧」の名前の由来について質問したところ、このように答えてくれました。

 

「僕がやってるのはリハビリのテクニックに、カイロプラクティックなどの代替医療や理論を20以上ミックスして独自の方法を作り上げています。

いろんなものを組み合わせているので、『整体』って言いたくないんですけど、人に説明するときはどうしても『〜みたいな整体』っていう言葉を使わないと説明できない場合があるんです。

僕のやってることって、何て呼ぶのがいいんですかね?」

 

質問していたのは私だったのですが、いきなりそんなことを質問されてしまいました。

うーん、そんなことを急に言われても・・・

伊丹さんからの逆質問をうやむやにしつつ、「湧」という文字についても伺いました。

 

「僕、技術的には『痛みを取る』ということに特化しています。

ぎっくり腰や脳卒中の後遺症を専門に活動しています。

脳卒中の後遺症の場合、諦めてしまうことの方が多くなってしまいます。

でも、諦めていたものが希望に変わるようなものを提供したい、希望が湧いてくるようなお店にしたいと思っています。」

 

「自己研鑽をしていって、自分がインプットしたものを、いつでもお客様にアウトプットしたいと思っています。

情報が湧き出てくるのをイメージして、提供し続けることができるようにしたいと思って『湧』の文字を使いました。

僕の名前が『雄一郎』だから、『雄』と『湧』を掛けたんですか?ってよく言われるんですが、まったくその気はありませんでした。

逆に、人から言われて気づかせてもらったんですよね(笑)」

 

▲コンディショニング湧「伊丹雄一郎」。新潟県三条市在住。20以上の理論を詰め込んだ施術で、痛みに悩んでいる人の治療にあたっている。

 

「『コンディショニング』にしたのは、理学療法士、作業療法士、リハビリ出身で開業している人、その中にも『整体院』と言っている人とかボディケアサロンとかコンディショニングと言っている人とか、いろいろな人がいます。

自分の中では『整体ではないよな』という想いは前からあったので、整体院という名前にはしませんでした。

一時期、『ボディケアサロン』と名乗っていた頃もありましたが、そのときはお店も構えていなくて、それで『サロン』って名乗るのは変だろうということになってやめました。

だから、消去法でお店出すときに、『コンディショニング』にしようと決めました。

必要に応じて、トレーニングやエクササイズもお伝えできるので、『コンディショニング』にしたのは正解だと思います。

スポーツなどのパフォーマンスを上げることをやっていきたいと思ったときは、なおさら『整体』じゃないと思いましたね。」

 

”コンディショニング”にしたのは伊丹さんが今までやってきたこと、そしてこれからやっていくことが一つの理論だけではなく、複数のものを取り入れていきたいという気持ちの表れだと思います。

それに「湧」という文字をつけるのも、彼の話を聞いて納得しました。

伊丹さんには、いい情報をどんどん発信してもらってもらいたいと思います。

 

 

やっていることは「施術」「人材育成」「講座」
正しい知識を持って、痛みがない生活を送ってほしい

「やっている内容としては、お店での施術、知識・技術指導などの人材育成、公民館やPTAなどの講座です。

お店では、何かしら症状を抱えている方への施術を行なっています。

お店に来る患者さんは、腰痛の人が圧倒的に多いですね。

 

人材育成では、技術を伝える講座をやっています。

人材育成は自分と同じような後継者を育成しています。

そこにくる人たちは、自分と同じように『整体』とか『カイロ』だけに止まりたくないという人たちが多いです。

 

たまに公民館やPTAなどに呼ばれて講座などもやっています。

公民館だと高齢者を対象に健康講座、腰痛体操講座をやっています。

一番最近では、歩行を取り上げて、『若々しく歩くために必要な機能を維持体操』というようなことをやりました。

そのときは、体操とストレッチがメインの講座でした。

 

PTAは、腰痛のセルフケアの仕方で呼ばれることが多いですかね。

PTAっていうから子供向けなのかと思いきや、親や先生向けの内容になっています。

あっ、中には子供のことについてのもありますよ。

中学生も部活で腰を痛める人って多いんです。

腰が痛いという話を聞いて、自分は何ともないんだけど子供に何かしてあげたいという親御さんが来ることもあります。

でも中学生は思春期で、あまり親から触られたがらないことが多いみたいなんですけどね。」

 

ホント、幅広くいろいろなことをやってる伊丹さん。

でも、伊丹さんがやっていることはすべて知識や経験に裏付けされたものなので、安心してお願いすることができます。

 

▲店内の風景①

 

「僕はもともと作業療法士でした。

医療保険、介護保険の世界で働いていたんですが、制限があって窮屈に感じていました。

例えば、何かをやる場合、すべてに医者の処方が必要になります。

作業療法が処方されても、その患者さんが自分が担当になるかはまた別の話。

あと、保険を利かすとなると、風邪の人にインフルエンザの薬を出せないように『これはいいけど、これはダメ』というものが多いんです。

僕はこれを動きにくいと感じてしまったので、自分はサラリーマンは無理だなって思ってしまいました。

あと、何よりお医者さんの顔色伺うのがしんどかったですね(笑)」

 

「周りを見渡したときに『整体院』や『治療院』が乱立していたんですが、その人たちには負けないなという自信はありました。

あと、身内がほとんど自営や会社を経営していたので、自分がサラリーマンになったとき、給料や昇給が『少なっ!!』って思いました。

自分がやってきた生活がサラリーマンの生活に合わせられなかったっていうのも要因の一つです。

だったら多少投資してでも、親や親戚と同じくらいの収入が取れるようにしたいと思いました。」

 

小さい頃の家庭環境といい、職場での経験といい、もともとサラリーマン向きではなかったと言わざるを得ない伊丹さん。

一方で、作業療法士の頃に身につけた知識を今も活用しているところが素晴らしいと思います。

どんなことも自分の糧にして生きていけるってカッコいいって思ってしまいました。

 

 

保険が利かない治療にもかかわらず来てくれる患者さんにいつも感謝している

「仕事の魅力は、何よりも患者さんに感謝されることですね。

保険が利かないので、僕の治療は決して安くありません。

保険が利かないものの中に2000円とか3000円で受けれるマッサージもありますが、それでも自分を選んでくれる。

そのことにいつも感謝しています。」

 

「来たときは足を引きずりながら腰が痛い来た人も、施術すると『あれっ!?痛くない!!』っていうこともしばしばです。

僕も『原因はここですねー』と言いながら、原因を取り除いていきます。

まぁ何箇所かに原因はあるんですけね。

それを一つずつ取り除いていくと、『あんなに痛かったのに、もう痛くない!!!!!』って感動してくれる人がたくさんいるんですよ。」

 

▲カウンセリング中の伊丹さん。

 

その他の事例も教えていただきました。

 

「以前来てくれた患者さんの中に、どこに行っても痛みが取れないっていう人がいました。

その人に施術したら、1回で本当に良くなったんです。

翌朝、今まで悩まされていた腰が本当に痛くなかったらしいんです。

『これはいい』と思って、普段はコルセットして仕事をするんですが、その日からコルセットをせずに仕事をしてしまいました。

1日目に仕事しても大丈夫で、2日目も大丈夫で、3日目も調子が良かったんですが、夕方腰を出しちゃいましたっていう人がいました。

安心してコルセットを手放せちゃうくらい調子が良くなってしまったんです。

感動のあまり、結果的に腰を痛めてしまったので、僕としてはすごい複雑な心境です。

今もその人は通ってくれていて、腰に負担がかかる仕事のときにはコルセットを一応巻いていますと言っています(笑)

今は月1くらいでメンテナンスに来てくれていて、日常生活には何も支障がないくらいまで回復しました。

その人は、腰痛が原因でいろいろなものを諦めていた人でした。

だから、その人が月1でメンテナンスに来てくれたときは、一緒になって『何やります?』と趣味を探す話で盛り上がります。

その人の奥様がアクティブでアウトドアが好きな方なので、『今度弥彦山に登ることになりました』とか話をしてくれます。

奥さんとどこかに遊びに行ける場所の選択肢の幅が広がったお手伝いができて、よかったと思っています。」

 

こんな事例を聞いてしまったら、どのようなことをやってくれるのか気になってしまいます。

とはいえ、今は(体は歪んでいるかもしれませんが)それほど痛いと思っていうところがないので、施術を体験できないのが残念です。

体のどこかが不調を訴えたら、お願いしてみようかな?

 

 

人と触れ合うことができる素敵な仕事
そう思える仕事だからこそやっていて楽しいし、自分も癒されている

「人と触れ合う機会は、こういう仕事をしていないとなかなかないことだと思っています。

触れられることで、癒されたり、症状が緩和・改善されますし、触れることで自分も癒されます。

今は不定休で活動していて、予約がない日がありません。

気がついたらここ1ヶ月くらい完全なオフがないっていう月もあります。

でも、予約がパンパンでも過労死しないと思えるくらい仕事が楽しいし、人と触れ合って会話をして自分も癒してもらっています。」

 

「過去にあった話なんですけど、僕の体調がすごい悪い日がありました。

そのときに患者さんから連絡が来て、『どうしても調子が悪いから施術してくれ』と言われました。

そのときは、正直『僕も調子悪いんだけど・・・』と断りたいと思っていました。

でも、しぶしぶ受け入れて『わかりました』と言ってその日の夜に施術しました。

その人が来てくれて、施術しているうちに、僕自身も調子良くなってきて、気がつけば笑顔で話をしながら、頭痛がなくなっていることに気づかずに施術していたこともありました。

これは不思議な体験でした。」

 

「山後さんの友人でオキシトシンのことをブログで伝えている人がいますが、僕はセロトニンが大好きです。

ぬいぐるみとかでいいんですけど、ハグしたりしていると出てくる脳内ホルモンの一種です。

人間社会に所属しているという所属欲求に満たされながら、『セロトニン出てるわー』って思うこともありますよ。」

 

それ、変態ですよ。伊丹さん。

さっきより目がキラキラしてるような気がするし・・・

 

「でも、毎回の施術で満足いく結果が出せないときもあるんです。

施術で思ったように結果が出せないと、自分の中で消化不良で『なんでだー』って思って解剖学の本を開きながら『勉強が足りない』って思うことがあります。」

 

解剖学の本を開きながらって。。。

だから、それも変態ですよ。伊丹さん。

 

とある友人から「治療家は変な人が多い」と聞いたことがありますが、まさにその典型の人でした。

でも、逆を言えばそれくらいこだわりがあるって思えるかもしれません。

伊丹さんのことをどう思うかは、この記事を読んでくださっている読者さんにお任せします。

 

▲満足いく結果が得られなかったときに読むと言われている本たち。

 

 

ひたすら結果にこだわる
それもできるだけ短時間で

「ひたすら結果にこだわっています。

結果というのは痛みだったり症状の変化です。

それもできるだけ短時間でっていうのを意識しています。

 

身体は繋がっているので、一つの関節を動かすにも、複数の筋肉や組織が連携しています。

一方の筋肉を縮めると、他方の筋肉は緩むんですよね。

そうやって関連・影響し合っている組織の中で、ひとつでも上手く動かないところがあると、そこが原因で痛みが出たり、硬くなってしまいます。

だから影響しあっている筋肉は片っ端からやっつけていきます。

まずは直接原因となっているところをやっつけて、その原因を作るであろう要因を潰していくっていう作業をやっています。

そうすると、施術時間をそれほどかけなくてもいい状態が続くことが多いんです。」

 

▲店内の風景②

 

「時間にこだわってるのは、苦痛からはすぐに解放されたいから。

例えば病院に行って、注射1本打たれるのと時間かけて点滴打たれるのとで得られる効果が変わらなかったらどっち選びます?

大体の人って注射選びません?

よっぽど注射嫌いだったら別ですけど、結局針は刺すし、体内に薬を入れるんですよ?

だったら、短時間の方が良くないですか?」

 

確かにその通り!

同じ効果を得られるんだったら短い時間の方がいい。

その方が時間も有効活用できますしね。

 

「僕の専門は、痛みを取る・痛みを減らすことです。

筋肉だったり骨格だったり筋膜だったり内臓だったり神経だったり。

そもそも作業療法士をやっていたので、職業的に専門が広いんです。

こういう点では、病院勤めの経験はかなり生きています。

軽い人は1回でよくなっちゃいますね。

ぎっくり腰でもだいたい5回ぐらいで良くなります。

無理に客層を広げようとはしていないので、本当によくしたい人が来てくれればいいかなって思っています。

 

来てくれる患者さんの中には、他のところで施術してもらった結果、変化がよくわからないという人や、むしろ悪くなったっていう人がいます。

そういう人は大抵『私が来るべきところはここだったんだー!』って言ってくれますね。

うちに来てくれるのはそんな人が多いです。

 

僕は施術の合間にチェックを入れるようにしています。

痛みの変化を感じてもらっているんです。

最初の状態を10だとすると、最終的には7割減って、痛みは3くらいになってますって言われることが多いです。

お客様のお話だと、他の整骨院や整体院だと、10の痛みが3割減って7残る。

それで施術を繰り返してちょっとずつ軽減していく感じ。

下手すると次に行く時には10に戻っちゃってる。

変わりすぎちゃうから無茶しちゃう人もいるんですが、それくらい良くなるって言われます。」

 

ここまで言い切られちゃうと何も言えなくなっちゃいました。

どんな施術をしてくれるのか、ますます気になります。

 

 

腰痛の原因は腰にあるとは限らない
筋肉を正常な位置で動かせるようにすることで痛みは治る

「みなさん驚くのは、腰が痛いって来たんだけど、腰を触らずに腰痛を治したときですかね。

ベッドに横になってもらって、施術して、起きてもらうと、『あっ、痛くない』っていうのは結構ありますね。

腰痛の原因は腰にあるって思いがちですが、その原因は、お腹だったり、腿だったりする場合があります。

肩が上がらないってい人に肘のところを緩めてあげたら治ったこともありました。

というか、腰が痛いっていう人の腰はあまり触らないですね。

内腿だったり腿裏だったり外側だったり、そういったところが多いです。

肩周りが原因で腰痛になった人もいました。

脇の下のあたりを動かせるようにしたら、腰痛が治ったという人もいました。

体の仕組みを知っている人だったら結構あるあるっていってくれると思うんですが、そういうことって結構ありますよ。

ちなみに、保育士さんとか子供をいつも抱っこしているような職業の人の腰痛は大体が肩周りから来ていることが多いです。」

 

「僕は、患者さんが他の先生に見てもらったときのこととかって聞かないんです。

というのも、以前股関節が痛い人がいたんです。

その人は、骨盤専門の先生のところに行ったら、骨盤が悪いと言われたらしいんですね。

でも、股関節専門の先生のところに行ったら股関節が悪いと言われて、背骨専門の先生のところに行ったら、背骨が悪いと言われたらしんです。

見てくれる人によっては、なんでも自分の専門に持っていく人がいるみたいなんです。

全身の骨格や筋肉全部評価できた上で、ここが悪いって言うのは分かるんですけど、ここだけ整えれば何でも良くなる!みたいな人の意見は違うかなと。

だから、あまり人の話は聞かないで、全体を見て、『ここが悪い』っていうことを伝えるようにしています。」

 

「お店に来てくれている人は7割が女性です。

中でも腰痛が多いですね。

そのうち、40代の女性が半分くらいです。

でも、症状として悪いのは圧倒的に男性。

限界まで我慢してくるので。

そういう人は奥さんから連れられてくることが多いです。

 

そういう人に限ってリピートしてくれる人が多いです。

だから、男性のリピート率は高いですね。

症状が悪い人の方がリピートしてくれる人は多い傾向にあります。

どんなに悪い人でも、5回くらいくると大体よくなります。

最初だけ1週間後くらいにという人はいますが、その後は2週間くらいのペースで来てもらうことが多いですね。」

 

症状が悪いのは男性・・・

わかる気がします。

私も本当に辛くならないと見てもらうことなんてないですから・・・

これから医療制度も変わってくるっていうし、未病に力を注いだ方がいいのかなぁと思う今日この頃です。

 

そんな伊丹さんの施術内容は、以下のものから確認することができます。

コンディショニング湧 ホームページ

コンディショニング湧 エキテン

 

伊丹さんの施術を受けてみたい方は直接電話をいただくか、エキテンからネット予約をしてください。

・電話:090-9241-5664

コンディショニング湧 エキテン

 

 

伊丹さんから技術を学びたい方は、電話をいただくか、Facebookにメッセージをいただければ相談に乗っていただけるそうです。

・電話:090-9241-5664

Facebook

 

その他、伊丹さんから次のようなメッセージをいただきました。

「現在、コンディショニング湧ではスタッフを募集しています。

今スタッフとして入っていただける方は店長候補です。

 

人に施術するような仕事は力仕事だと思われていることが多いです。

『体力いるでしょう?』って言われるますが、全然そんなことはありません。

女性の方は初めから無理って持っている方もいらっしゃるんですが、そんなことは全然ありません。

施術に興味がある方は連絡ください。」

 

 

関連リンク

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山後マサキ

1980年5月生まれ。新潟県出身。
サラリーマン時代、システムエンジニアとしてシステム導入やサポートのため全国を飛び回る。
現在は「新潟発!地方発!カッコいい自分になろう!」をコンセプトに活動中。