見たままの感動を伝えたい
写真家「千葉真隆」

今回のインタビューは、写真家の千葉真隆さんです。

実は、ビジネスでもプライベートでもよくしてもらっている中の1人です。

今はどんなスマートフォンにもカメラがついているし、多くの人がInstagramなどのSNSを使っているので、カメラは身近なものだと思います。

誰でも使えるカメラですが、カメラってすごく奥が深いんです。

カメラを仕事にしている千葉さんのこだわりをご覧ください。

 

・・・とその前に、一つ補足しておきます。

カメラを扱う職業の中に、「カメラマン」「写真家(フォトグラファー)」というものがあります。

「カメラマン」は、クライアントさんから依頼を受けて、クライアントさんが望んだ写真を撮影してくれる人です。

一方で「写真家(フォトグラファー)」は、自分で撮影した写真を売っている人です。

これがわかっていないと、インタビュー記事の内容が理解できなくなってしまう可能性があったので、補足させていただきました。

 

 

空を見て「明日も頑張ろう」っていう元気をもらっている
だから「空」を題材として、多くの人に伝えたい

「依頼があればモデルさんの撮影もやっていますが、主に自分が撮った写真の販売をやっています。

撮影を仕事にしたのは5年前からです。

フットワークが軽いので、全国・海外まで行ってしまいます。

撮影するものは自然が多いですね。

人物撮影も自然の中で撮影することが多いです。

スタジオで写真を撮ることはほとんどありません。」

 

▲写真家 千葉真隆さん。空や自然の写真を中心に写真を撮っています。

 

 

「キッカケは、小学生のころ授業中に教室の窓から見続けた空です。

その光景がとってもキレイで今でも鮮明に覚えています。

大人になってからも辛いとき、大変なとき、いつも空を見上げて、『明日からまた頑張ろう!』と元気をもらっていました。

そんな光景を形としていつまでも残したいと思ってカメラを始めました。

僕がいつも力をもらっていた『空』を題材として、何かしらの形に残して、多くの人に伝えたいと思ったのがきっかけです。

カメラは『この瞬間を残したい』って思ったとき、写真として切りとれるっていうのが魅力です。

同じ景色でも撮る人が違えばまったく違うものになるし、同じモデルさんでも撮る人が違うとまったく別のものになってしまいます。

撮る人によって表情が違うんです。

僕の場合、撮りたいものを撮りたいときに撮っているので、きれいな景色があれば撮るっていうことを意識しています。

カメラのメカの部分も好きと言えば好きなんですが、ハイテクなものよりは、この機械の良さを引き出したいって思っています。

電気屋さんに行けばカメラっていっぱい種類があるし、『こだわりあるんですか?』ってよく聞かれるんですけど、僕は道具のこだわりってあんまりないんです。

というのも、写真撮る人が上手い人だったら、コンデジでもスマホでも印象に残るいい写真が撮れると思っているから。

強いて言うなら、自分が撮りたい写真を撮るために持っていく行程だったり、環境で耐えてくれるものを選ぶようにしています。

僕は撮影で雪山に行ったり砂漠に行ったりもしたんですけど、今使っているカメラをケースにも入れずに厳しい環境に持っていけるものを選んでいます。

僕は空をよく撮っていますし、オリンパスは青色がすごくきれいに出るので、今はオリンパスを使っています。

オリンパスは、青色がきれいに出るっていうのと合わせて、防滴防塵機能が優れているので好んで使っています。

でも、青色の出方がいいからと言って、僕が撮影に行く環境に耐えられないだったら選んではいませんね。」

 

小さい頃から空が好きだったんですね。

千葉さんの道具に関する考え方も納得しました。

確かに自分が使う環境で使えるものを選ばないとですよね。

所有欲だけ満たそうとしている自分がいたので、反省します。

 

 

 

被写体の表情を一番いい形で撮る
そのためには自分を整えるようにしています

撮影のときは、被写体とのコミュニケーションを一番に意識しています。

カメラの使い方や構図などのテクニックより、コミュニケーションを大事にしていて、被写体の表情を一番いい形で撮れるように心がけています。

あとは、撮影に行く前に自分を整えることを意識しています。

写真始めたばかりの頃は、『今日は雨降るかな?晴れてくれないかな?』みたいなことばっかり考えていました。

でも今は自分の準備ができているから、自然も応えてくれるし、お客様も応えてくれます。

だから、自分以外のことで心配をしないようにしています。

『自分自身を整える』っていうことがこだわりですね。

 

細かいことをいうと、あまり写真の加工をしないようにしています。

今、スマホでも簡単に写真の加工はできてしまうんですけど、加工しすぎると『写真』っていうよりは、『何か別の作品』になってしまうような気がしています。

だから、できるだけそのときに見えた景色や表情をそのまま残すようにしています。

撮影するときは、五感をバリバリに研ぎ澄ませて、新しく第六感まで感じれるようになるんじゃないかっていうくらいまで感覚を研ぎ澄ませます。

そうするようになってからは、どんどん撮る枚数が減ってきているのが自分でもわかります。

その場所に行って、『この場所のこの角度が一番いい』っていうのが直感でわかるようになってきたからなんだと思います。

写真を始めた頃が

\(( °ω° ))/

な感じだったら、今は

   *’“・*。
    |    `*。
  ,。∩    *
+  (´∀` ) *。+゜
`*。 ヽ、 つ *゜*
  `・+。*・’⊃+゜
  ☆  ∪~。*゜
   `・+。*・

な感じで直感を研ぎ澄ませています(笑)

 

自然を撮影する場合も同様ですね。

周りに合わせてもらうんではなくて、自分が合わせるようにしています。

自然とコミュニケーションをとるっていう感覚は伝えるのが難しいんですが、別の言い方をするとすれば、被写体と真摯に向き合うことを大切にしています。

エゴとかそういうのをなくして、対等に向き合うってことです。

こういうことって言葉で伝えるのは難しいので、写真を見てもらったほうが早いんじゃないかなと思います。」

 

ということで、千葉さんから職人ギルドに載せてもいい写真をいただきました。

この記事の中の写真は千葉さんにいただいたものばかりなので、読み進めながら写真もお楽しみ下さい。

 

 

 

写真を見てくれた人に元気を届けたい

「一番嬉しいのは、多くの人に僕が撮った作品を見てもらって、『千葉さんの写真を見て元気をもらっています』とか『次の写真を楽しみにしています』って言ってもらえることです。

このような反応をもらえるときは純粋に嬉しいですね。

自分の作品を見てくれて、その反響をもらえると写真家としては『やっててよかった』って感じます。

 

あと、これは写真とは違うかもしれませんが、僕は有名なところよりマイナーなところに行って写真を撮ることが多いんです。

秘境に行っても『これだ』っていうところに出会えなかったり、逆に比較的近場の山だけど『ここだ』っていうところに出会えたりします。

場所との出会いにも嬉しさを感じます。

初めての場所やなかなか行けない場所に行ったときは、『現地の人とコミュニケーションをとる』っていうのをこだわっていますね。

山の方に行ったときも、現地の人と積極的に話しかけて、新しい場所を見つけて行くようにしています。

まるで旅人みたいですよね。

新潟にいるのに旅してるみたいって感じることもあります。」

 

千葉さんは誰とでもすぐに仲良くなってしまう、不思議な空気感を持っている人です。

私もいつの間にか仲良くなっていたように思います。

人とも場所とも一期一会。

だからこそ、感覚を研ぎ澄ませて被写体と向き合っているんですね。

 

 

 

そんな千葉さんにも、苦労していることがありました。

 

「独学で勉強したので、最初の頃はお客様から依頼があったら猛勉強していました。

そこからできるようになって、当日を迎えていました。

それは苦労しましたね。

ダメだって感じたらすぐ言い訳を考える人もいますけど、僕の中では『やらない』っていう選択肢がなかったんです。

気合いです。

このころはホントに気合いで乗り越えました。

『為せば成る』の精神でした。」

 

そんなこともあったんですね。

確かに、最初の頃は自分で仕事を選ぶことはできないし、技術も未熟だったりするので、大変だったと思います。

今、私も職人ギルドで撮影しているので、まさにそれを実感しています。

先ほども言いましたが、ここに掲載されている写真は千葉さんからいただいた写真です ^ ^ ♪

 

 

 

自分が楽しいと思っていなかったらいい写真は撮れない
だから「自分が楽しむ」ことを意識しています

「基本的に人生が楽しいです。

大前提として、自分が楽しいと思っていなかったらいい写真は撮れないと思っているので、どんなときも『自分が楽しむ』っていうことを意識しています。

今は写真を撮っていても楽しいし、お客様と話をしているのも楽しいし、自然の中に入って自然を見ているのも楽しいし感動しているし、『ありのままを作品にしよう』っていうところをこだわっています。

だから普段も『いい写真を撮ろう』って構えすぎていることはないし、自分の感動をそのまま写真に残せればっていう感じで自然体でいるようにしています。

 

何をやるにしても、「自分が楽しむ」って大事ですよね。

写真にしても、料理にしても、そのほかの作品にしても同様です。

構えすぎないっていうのもいいのかもしれないですね。

いろいろ参考にさせていただきます。

 

 

 

「自分が撮る写真については、『まだまだ全然上があるな』って感じることはあります。

今後も腕と感性を磨いていこうとは思っていますが、何かあったら原点に戻ると思います。

僕の原点は『青空』です。

今撮った青空の写真と、昔撮った青空の写真を比べても全然別物です。

撮り方が変わったかっていうとそうではないんです。

その差はなんなんだろうって思ってはいます。

本来だったらそこを考えないといけないと思うんですけど、今は感性を磨く方に力を注いでいます。

今でも何かと空をよく撮っていますよ。

その写真をSNSとかにアップして、今までとは別の反響をもらったりすると、『あぁ、レベルアップしてるんだな』って思います。」

 

原点回帰ですね。

今と昔の差については、できたら教えてもらいたいところですが、現時点では難しそう・・・

言葉にできるようになったら教えてくださいね。

 

 

 

人との出会いがいろいろなものにつながっている

「僕の場合、いろんなところに出向くことが多いんです。

それが直接的な仕事っていうわけではないんですけど、ロケハンして新しい場所を探したりしているときに、新しい人との出会いがあって、仲良くなったら仕事につながったりしています。

それが普通じゃない経験なのかなって思います。

ぶらっと行ったところで営業をかけているわけではないのに仕事になるっていうのは、嬉しいに珍しいことだと思います。

 

人を紹介して、自分の周りが強固につながっていくっていう感覚があります。

前は点だけだったんですけど、最近になって自分が成長したのか、線でつながっていると感じます。

『え?こんな人と?』っていう人と知り合って、プライベートでも仲良くなることもあるので、そういったところは特別な体験ですね。」

 

 

これはまさに千葉さんならではだと思います。

というのも、千葉さんの距離の詰め方はハンパない。

そんな千葉さんだからこそ、個性豊かな人とつながっていけるんでしょうね。

 

 

 

「自分で言うのも何ですが、フットワークは軽いと思っています。

だから、行った場所で地元の人も『こんな日なんてめったにないよ』って言う景色ににであることがあります。

そのような景色に出会えたときは、やっぱり来てよかったって思います。

なかなか出会えない景色に出会えるし形に残せるから、カメラをやっていて楽しいし、やっていてよかったと思います。」

 

これも千葉さんならではの体験だと思います。

というのも、彼のフットワークの軽さは尋常じゃない。

特別な風景を撮影した写真、すごく気になります!!

 

 

 

身近にあるきれいな景色を伝えたい

「新潟の秘境の写真集の撮影を始めているので、それを形にしたいと思っています。

あと、大きな個展の準備も密かに始めています。

昔は海外に興味があって、海外に行って写真を撮ったりもしたんですが、足元を見た時、『日本にもいいところがあるじゃん』って今は思っています。

だから『近場に目を向けよう』っていう意識がすごくあります。

沖縄に行って『こんなすごい景色があるんだ』っていうのもいいんですけど、それは別の人がやってくれているので、僕は『新潟にはこんな秘境があったんだ』っていうところを伝えるところから始めたいと思っています。

『身近なところにもこんなきれいな景色があったんだ』っていうところからしっかり作品にしていきたいなって思っています。」

 

 

 

「僕の場合、今までずっと自然しか撮ってきませんでした。

最近になって人工物が入っても納得いく写真が撮れるようになってきて、人工物に目を向けようって自分の中で思うようになってきました。

人工物が入った写真が撮れるようになってきたのと合わせて、僕が知り合った人の中で『きれいなものを追求すると100均に並ぶものになってしまう』っていうことを教えてくれた人がいました。

これを聞いたとき、『確かにそうだよな』って思いました。

そう考えていくと、縄文土器とか火焔土器ってすごいなって思うようになっていきました。

だって、芸術品を見たことがない人たちが装飾をするんですよ。

何かを教えてもらったわけでもないのに、祈りやいろいろな想いを込めて形にしたものってすごくないですか?

岡本太郎も晩年はそういう発想があったみたいなんですけど、自分も最近そういったところに触れたので、『美しい造形』についてもっと考えて、もっと掘り下げてみたいと思います。

そして、そんなことを伝えられる写真家になりたいって思います。」

 

「器のきれいさを追求すると100均に並ぶものになる」

目から鱗ですが、まさにその通りだと思います。

そう考えると、人間の想像力ってすごいですね。

 

 

 

自分で体験したものを写真に残したいって思います。

だから、そこまで足で稼いで撮ることが僕にとっては大事なことだと思っています。

他にも、イベントをやっているところに撮影に行くんだったら、イベントをやっている人の想いを聞いて、共感しつつ撮るっていうことをステップを入れていきたいなって思います。」

 

想いを伝えるのって大事ですよね。

職人ギルドは、写真ではなく言葉で想いを伝えていますが、そのことを今まさに実感しています。

 

 

 

写真は撮る前で7割が決まっている
想いを込めた写真を撮って、写真を楽しんでほしい

「カメラは楽しいものなので、とにかくスマホでもデジカメでもいいから撮ってみてください。

テクニック的な話になったら上手い下手はありますが、感性で見たらその人にしか撮れない写真になります。

テクニックは続けていれば必ず身につくので、感性を大事にしてもらいたいと思います。

もし写真に興味を持ってくれて、写真の勉強をしたいと思ったら、『一人一人の感性があるんだよ』っていうことを教えてくれる人から教わってほしいですね。

『ここはこう撮るべき』とか『こう撮っちゃダメ』っていうのを教わるだけではなくて、基礎をしっかり教えてくれて、『こういう写真を撮りたい』っていったときに答えてくれる人から教わるのがいいと思います。

カメラをやっている人は純粋に写真を好きな人もいる一方で、コミュニケーションツールみたいに思っている人もいので、しっかり写真と向き合っている人から教わってほしいと思います。

 

写真を撮ってもらうときも同じようなことが言えます。

言いたいことが言える関係性があれば一番です。

人気がある人にお願いするのもいいんですけど、家族写真とかの撮影をお願いしたときに『ここはもう少しこういう形で撮ってください』って言ってその要望に応えてくれる方がいいです。

立ち方の構図とかについては、プロの本当のテクニックもあります。

そういうのが好きな人であれば、経験がある人にお願いしたらいいと思います。

でも、個人的には構図なんかより表情が大事だと思っているので、コミュニケーションを取れる人にお願いした方がいいと思います。

 

僕は、今でも素人のママさんが撮った子供の写真を見るとすごいって思うことがあります。

自分の想いが入っていない写真は論外。

そういう意味でいうと、プロと素人の境界っていうのはあんまりなくて、思い入れとか感情とかがそのまま写真になってしまうので、自分の準備が整っていないのは全然ダメです。

アマチュアとプロとの違いっていうのはテクニックの差でしかありません。

写真で大事なのは、その上に乗っかってくる表情です。

だから、素人でもいい写真が撮れる場合があるんです。

写真が撮る前に7割決まっているので、そういうところは意識してほしいですね。」

 

確かに、ママさんがスマホで撮った我が子の写真ってすごいですよね。

「プロか!」って思ってしまうものもあります。

それってまさに意識の部分が大きいんですよね。

私もこのことを肝に命じて、職人ギルド、あとは写真にも活かしていこうと思います。

 

 

 

「もし、これから新しいこと、おもしろことを始めようとしている人がいたら、ぜひ僕にも声をかけてください。

そのようなおもしろい人と一緒に、もっといろんな発想で、グローカルにやっていきたいと思っています。」

 

 

千葉さんの作品は以下のところから確認できます。

 

Facebook(Masataka Chiba Photograghy)

 

Instagram(Masataka_Chiba)

 

 

千葉さんに撮影を依頼したい場合、以下のいずれかからお問い合わせください。

 

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・メール:chiba.0209@gmail.com

 

関連リンク

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山後マサキ

1980年5月生まれ。新潟県出身。
サラリーマン時代、システムエンジニアとしてシステム導入やサポートのため全国を飛び回る。
現在は「新潟発!地方発!カッコいい自分になろう!」をコンセプトに活動中。